
肩こりの原因として「姿勢が悪いから」と言われた経験がある方は多いと思います。
確かに、極端に猫背になっていたり、頭が前に出てしまう姿勢は負担になります。ただ、姿勢そのもの以上に厄介なのが「同じ姿勢を続けてしまうこと」です。
■良い姿勢でも、動かなければ肩こりになる
背筋を伸ばした理想的な姿勢でも、長時間固定されると筋肉は緊張し続けます。動かないことで血流が低下し、筋肉が酸素不足になり、疲労物質が溜まりやすくなるためです。
つまり、良い姿勢でも、動きがなければ肩こりが生まれるということです。
■スマホ生活は「固定姿勢」の連続
スマートフォンやパソコン作業に集中していると、姿勢が固まり、肩周りの筋肉が緊張したままになります。その状態が続くと、肩こりの条件が揃ってしまいます。
筋肉は動くことで血流が回復します。どれだけ姿勢が良くても、動かなければ肩こりは改善しません。
■大切なのは「姿勢矯正」より「機能回復」
肩こりの本質は、筋肉がうまく使えていないことです。
肩甲骨や胸郭、骨盤との連動が低下すると、肩だけに負担が集中し、症状が悪化しやすくなります。肩を揉むだけでは根本的な変化が起こりにくい理由がここにあります。
■名東ごとう接骨院のアプローチ
当院では、肩甲骨や体幹との連動性を回復させる施術を中心に行っています。肩の機能が戻ることで、症状の改善はもちろん、再発予防にもつながります。
■戻ってしまう肩こり…原因は「日常」にあり
整体を受けても肩こりが戻りやすい方は、日常生活で同じ姿勢が続いていることが多くの原因です。生活が変わらなければ症状も変わりにくいという特徴があります。
■今日からできる簡単セルフケア
まずは、30〜45分に一度、肩の動きを入れることを習慣にしてください。
次のエクササイズは特におすすめです。
【1】肩甲骨エクササイズ
指先を肩にあて、肘を大きく回すイメージで、
・後ろ回し10回
・前回し10回
胸が軽く開くよう意識すると、肩の前側の緊張も緩みます。
【2】胸を開くストレッチ
両手を後ろで組み、ゆっくり胸を広げます。
呼吸を止めないように注意してください。
どちらも30秒ほどでできます。仕事の合間や家事の合間に取り入れてみてください。
■機能が整えば肩こりは改善に向かう
肩こりが改善すると、呼吸がしやすくなり、姿勢も自然と安定します。
「肩を楽に動かせるようになりたい」
「慢性的な肩こりをなんとかしたい」
そのような方は、機能を回復させることが大切です。
名東ごとう接骨院では、原因評価と機能改善を軸に施術を行っています。より詳しい内容は、下記のページにまとめていますので、よろしければご覧ください。
柔道整復師、栄養睡眠カウンセラー
後藤康之
【参考記事】
【肩こり】長年のつらさを根本から改善するために

