腰椎椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症の手術後に来院

 

こんにちは。名古屋市名東区、接骨院三幸堂の後藤です。

 

今日は、昨年の11月から今年の10月まで、

一年間来られていた患者さんについてお話します。

 

この方は名古屋市千種区からお越しの49歳の男性。

お仕事は会社員。お仕事の内容は詳しくは書きませんが、

日本全国をはじめ海外も出張が多く、

飛行機や新幹線など座っての異動が多い方です。

また会議などで座っている時間も長く、腰に問題を抱えていらっしゃいました。

 

この方はMさんと言います。

Mさんは仕事柄腰痛持ちでした。

そのMさん、2016年の12月初旬にゴルフを行ってから、

徐々に右のお尻から太ももにかけてしびれがではじめてしまいました。

 

それからすぐに整形外科を受診し、MRI検査を行い、

結果は「腰椎椎間板ヘルニア」。

相当状態はひどく、そのときに手術を勧められたそうです。

 

Mさんは多忙であるため、この時手術は行いませんでした。

そして近所の整体院に通い始めました。

3ヶ月程通いだいぶ改善されたそうです。

 

しかし海外出張などさらに多忙な生活が続き、

またお尻から太ももにかけて少しずつしびれが出てきました。

 

今度は整形外科に通い、薬で対処しました。

ここでも徐々に改善し7~8月は調子が良かったそうです。

 

そしてしばらく順調に過ごされていましたが、

ここから悪夢がやってきます。

 

9月初旬に腰に違和感、その後激痛へと変化。

その状態で無理をして仕事を続けてしまったそうです。

 

ここでの無理が限界に達したのでしょう。

9月19日の朝、ついに目が覚めたら身体が動かせない状態になってしまいました。

 

何もすることができず、とうとう救急搬送。

即入院だったそうです。

 

ブロック注射をするも、まったく効かず…。

再びMRI検査の結果、

「腰椎椎間板ヘルニア」と「腰部脊柱管狭窄症」の

合併をおこしていました。

 

何ともならない状態でしたので、さすがのMさんも

とうとう手術の決断をしました。

 

10月2日に手術を行いましたが、手術が上手くいまず

翌日、再手術。

翌10月4日には何とか動くことができたそうです。

 

「これで良くなるだろう」と安心していたMさん。

10月23日に退院後、すぐ仕事に復帰しました。

 

ところが、良くなっているであろうお尻から太腿のしびれが、

なかなか取れなかったそうです。

 

いろいろ悩んだあげく、インターネットで当院を探し出し、

11月6日に初めてお越しになりました。

 

初めてお会いした時の印象ですが、

「かなり憔悴していらっしゃる」といった感じがしました。

 

そりゃそうですよね。

一年近く腰痛やしびれが続いて辛い状況であったうえ、

良くなると思って行った手術をしても改善しなかった。

無理もないですよね。

 

初めのヒアリングでお話をしっかり聞かせていただき、

検査も丁寧にやらせていただきました。

 

検査させていただいたところ、

やはり筋肉の緊張がかなり強くなっていました。

全身の筋緊張が強かったですが、特に右のお尻から太腿ももにかけては

パンパンでした。またお腹もかなり緊張がありました。

 

私の考えですが、

椎間板ヘルニアにしろ脊柱管狭窄症にしろ

腰から足にかけての神経の血流さえ良ければ

症状は改善すると考えています。

 

もちろんヘルニアの構造の問題がひどい場合は、

筋肉を緩めても血流が良くならないので、

医療機関に委ねる場合もあります。

 

しかしこのMさんの場合は、すでに手術をされていて、

構造の問題は解決していたので、

筋肉の状態さえ良くなれば症状は改善するだろうという考えはありました。

 

問題はその筋肉の状態が良くなるか、ということでした。

 

年齢的にも仕事でかなり重要なポスト。

それだけでもかなりのストレスでしょうし、

ましてや海外出張や長時間の会議など座りっぱなしで、

筋肉がかたまってしまいます。

 

そのうえ、生活習慣がかなり乱れていました。

単身赴任なので、夜帰って遅い時間に外食、

その後、冬でも冷たいビールを飲んだり、アイスクリームを食べたり。

お風呂も湯船に浸からずシャワーだけで済ます。

当然接待も多く、過食傾向。またカフェインの多いコーヒーも一日何杯も。

 

血流が悪くなるようなことばかりの生活習慣でした。

 

ストレスと生活習慣により、内臓の働きが悪くなり

お腹もかたくなっていたのでしょう。

 

私の施術としては、お腹の緊張を取り、筋肉も緩めることにより

血流を促せばいいのですが、問題はこの生活習慣。

 

Mさんにはまずこの生活習慣が、お尻から太もものしびれが影響しているという

お話をさせていただきました。

 

Mさんはまさか生活習慣がしびれに影響しているとは

思っていらっしゃらなかったようでした。

 

ご本人もお話に納得されたようで、

私の施術とMさんの生活習慣の見直しが始まりました。

 

私の施術は「ハイチャージ184」という機器に

独自の整体を加え筋肉の状態をよくしていきました。

 

驚くことは、Mさんの生活習慣の変わりようでした。

 

前述した乱れた生活習慣をやめられました。

シャワーをやめしっかり湯船に浸かる(しかも銭湯で)。

アイスクリームは食べない。

ビールをやめ、お湯割りに。

食事も外食をやめ自炊に。

それは私もビックリするくらいの変わりようでした。

 

その後、週2回の施術を続け、5回目辺りから、

明らかに症状が改善されていきました。

 

これにはMさんご本人も、

かなり喜ばれると同時に驚きもあったようです。

 

あとは週2回から週1回といったように徐々に通院間隔をあけていき、

順調に改善し、2か月後にはしびれはほとんど消えていました。

最終的には月1回のメンテナンスをしました。

 

時々メンテナンスを受けないと、筋肉がかたまってしまいますし、

何よりも、生活習慣が乱れないために私とお話をするとおっしゃっていました。

 

Mさんも10月に関西に転勤され、来られなくなってしまいましたが、

生活習慣を乱さないよう、日々の生活を送っていただきたいです。

 

Mさん、ストレスがたまらないよう

たまにはアイスクリームも食べてくださいね。

 

(柔道整復師:後藤康之監修)

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