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2018年07月5日
こんにちは、接骨院三幸堂の後藤です。
スポーツをしている患者さんから時々聞かれることがあります。
「試合前はどんなストレッチをしたらいいですか?」
このご質問にお答えします。
ストレッチには大きく分けて2種類あります。
・動的ストレッチ
・静的ストレッチ
動的ストレッチは、簡単にいうと動きながら行うストレッチで、
動きを止めず反動をつけて行う方法です。
例えば、歩きながら身体を捻じったりします。
一方、静的ストレッチは身体伸ばして20秒ほど止めるものです。
いた気持ちいいやつですね。
一般の方は普通ストレッチというと静的ストレッチを思い出されることでしょう。
で、スポーツの練習や試合前は「動的ストレッチ」行います。
目的は可動域を広げながら身体を温めることです。
ではなぜ静的ストレッチを行わないかというと、
身体が緩み過ぎてしまうからです。
筋肉は伸ばしたり縮めたりして力を発揮します。
しかし緩め過ぎてしまうと縮めることができなくなってしまうのです。
また静的ストレッチで副交感神経が優位になり身体が重く感じてしまいます。
ですので、試合前には静的ストレッチは行わず、動的ストレッチを行うようにしてください。
ただし、試合や練習終了後は静的ストレッチをして身体をしっかり休めてくださいね。
(柔道整復師:後藤康之監修)
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2018年07月3日

こんにちは、接骨院三幸堂の後藤です。
明け方のワールドカップ、日本対ベルギーの試合すごかったですね。
本当に残念ですが、日本は敗れてしまいました。
昨夜は日本時間3時からキックオフということで、
テレビ中継を見ようか見まいか悩んでいました。
仕事に影響するといけないので、見ないと決め就寝しましたが、
やはり気になり3時半に目が覚めテレビ観戦。
試合には敗れましたがよく戦い、楽しませてくれました。
ありがとう、日本代表。
ところで、今朝ニュースで見たのですが、
日本代表の乾選手が5月にケガをしていたとのこと。
想像なので確かではないですが、
太ももに内出血があったということなので、「大腿四頭筋の打撲」ではないでしょうか。
私がトレーナーをしていたラグビーをはじめ、
サッカーやバスケットボールでもよくあります。
なぜか知らないですが選手たちはその打撲のことを「ももかん」と言っていました。
この「ももかん」、普通のケガだろうとなめてたらいけません。
重度の場合、深部に血腫(血の固まり)ができてしまいます。
以前は手術でこの血腫を取り出していましたが、
最近は注射で血腫を溶かして吸い出すそうです。
いずれにしても本格的にスポーツができるようになるには、
数カ月かかる場合が多いです。
また骨化性筋炎といって、文字通り筋肉の中に骨ができてしまうこともあります。
こうならないようにするには、アイシング、安静など初期の処置が重要になります。
もし、スポーツの最中に太ももを蹴られたりしたら、
できるだけ早く医療機関を受診するようにしてください。
(柔道整復師:後藤康之監修)
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2018年06月28日

こんにちは、接骨院三幸堂の後藤です。
ここ数日、蒸し暑い日が続いています。
エアコンなどを上手に利用して、温度調節をしっかりしてくださいね。
さて、この時期になって患者さんがよく訴える症状が「足がつる」です。
程度が軽ければいいですが、ひどい時は耐えられないくらい痛いですよね。
この足がつる原因ですが、
「筋紡錘」という筋肉が伸びている状態を脳に伝えるためのセンサーが異常を起こしてしまうからです。
なぜ異常を起こすのかは大きく分けて3つ理由があります。
①筋肉疲労
これは普段あまり運動をしない人に多いのですが、急に運動をしたり長時間運動したりすると、筋紡錘が上手にコントロールできなくなり発生しやすくなります。
②ミネラル不足
ミネラルは筋肉の動きや神経の伝達を調整しています。夏場は汗でミネラルが特に不足しがちになってきます。
③血流低下
運動不足やエアコンなどの冷えによって血流が悪くなり、その影響で筋肉が縮んでしまいます。
以上3つですが、いずれも独立した理由ではなくそれぞれが絡み合っています。
対処法は、①ゆっくりストレッチする②患部を温める③水分(ミネラル)を補給する。などですね。
予防法は対処法とも一部重複しますが、①こまめに水分補給する②ビタミン。ミネラルを摂取する③適度な運動をする などです。
当院でそのような方が来られた場合、イリスエスリークというボディケアジェルを使用します。
患者さんからは「足がつりにくくなった」と評判のジェルです。
「足がつる」の主な原因は上記の3つですが、
中には糖尿病や下肢静脈瘤など病気が原因の場合もありますので、
頻繁につる方は一度医療機関での診断を受けることをおすすめします。
余談ですが、ラグビーチームのトレーナー時代、練習の後半になると足のつった選手が続出し、
それを処置するためによく走ったのので、自分自身がよく足がつっていました。
(柔道整復師:後藤康之監修)