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ぎっくり腰は病院に行く?それとも整体院に行く?

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2018年12月3日

こんにちは、腰痛専門の名古屋市名東区接骨院三幸堂の後藤です。

 

突然襲い掛かってくるぎっくり腰。

物を持ち上げたり、椅子から立ち上がったとき、くしゃみや咳をしたでけでも起こり、

歩けなくなるなど日常生活にも支障をきたしてしまいます。

 

そんなときに「整形外科で診てもらったほうがいいのか」

それとも「整体院に行ったほうがいいのか」迷ってしまうことがあると思います。

 

この記事を読むことで、あなたが日常生活も困るくらいのぎっくり腰とは何なのか?

ぎっくり腰になったときにどうすればいいのか、

ぎっくり腰になったときの対処法も分かるようになりますのでぜひ最後までお読みください。

 

【ぎっくり腰とは何か?】

「魔女の一撃」ともいわれるぎっくり腰。

その名のように一瞬にして激痛に襲われてしまいます。

実は「ぎっくり腰」は急に起こった強い腰の痛みを指す一般的に用いられている名称で、

病名や診断名ではありません。

痛みの原因は様々で、主に次のような状態になってしまったと考えられます。

 

  1. 骨と骨のつなぎ目(関節)の損傷
  2. 背骨にある軟骨(椎間板)の損傷
  3. 腰を支える筋肉やすじ(靭帯)などの損傷

 

瞬間的な腰の痛みでそれ以外にも、お尻や太もも足などに痛みやしびれがあったり、

足に力が入らないなどの症状があったときは、

椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症などの病気の可能性もあります。

 

また尻もちをついたときなどで背骨の骨折、

ばい菌による背骨や軟骨の化膿や腫瘍など重要な原因で痛みが出てしまうことも時には考えられます。

 

【「病院」と「整体院」の違い】

そもそも病院と整体院の違いが分からない人もたくさんいるのではないでしょうか?

それではその違いについてお話していきましょう。

 

《病院》

ぎっくり腰のことなのでここでは「整形外科」について説明します。

整形外科で最大のメリットは「医師」としての診断や、

MRIなどで細かな部分まで異常がないかを調べられることでしょう。

日本の医療は西洋医学が主流です。

 

西洋医学の特徴は血液検査や画像検査などで病気を見つけ、

今までの研究やデータをもとにその症状を正確に治していくことです。

西洋医学の最大の目的は、「死なないようにする」ことです。

前述した背骨の化膿や骨折など重症なものに対しては

過去のデータなどを駆使し治療していきます。

「死なせないようにする」わけですから、

命にかかわるような大きな病気などには特に力を発揮します。

 

逆にデメリットとしては、画像で特に異常が見つからないときなど

大きな問題がないと判断した場合は、シップや痛み止めの薬の処方など

重症以外はサラッとしか見てくれない場合もあります。

 

《整体院》

私の院は「接骨院」ですので厳密には「整体院」とは違います。

ぎっくり腰などの腰痛は、接骨院では健康保険外の施術で、

私は主に身体の歪みや筋肉の状態を調整したりするので、

あえて「整体院」という立場でご説明します。

また整体は施術者によってかなり考え方の違いがあるため、

あくまでも私の考え方をお伝えすることをご了承ください。

(「整形外科」、「接骨院」、「整体院」「カイロプラクティック」

「鍼灸院」「治療院」などの違いには、また別の機会にお話しします。)

 

整体は先ほども少しお話したように、身体の中心となる骨盤や背骨を整え、

骨のズレなどを調整することによって筋肉の過緊張を取り除いたり、

関節の動きを良くしたりして身体全体のバランスを整えます。

 

検査については、まず全身を観察する視診、身体に触れて調べる触診が中心となります。

視診でも歩行、立位、座位など、触診でも身体を動かない状態で触れる静的触診と

身体を動かしながら調べる動的触診があります。

また最近では超音波(エコー)を使って状態を調べる施術者もいます。

 

施術についてはこれも様々な手法がありますが、基本的に手技を用います。

アジャストといって瞬間的に矯正をしたり、

見た目的には皮膚に触れるだけで関節や組織を変化させたりするソフトな手技もあります。

 

メリット、デメリットは基本的に「整形外科」と反対になります。

整体のメリットは全身を観察するところにあると思います。

たとえば腰痛という症状があったとしても、様々な原因が考えられます。

猫背などの姿勢が影響する場合、足のねんざなどケガにより構造の変化が生じ

バランスが崩れ腰痛が出る場合、

精神的なストレスで自律神経のバランスが崩れ、

内臓の不調により腰痛が出てしまう場合、

その他にもたくさん全身の問題が原因で腰痛が発症することがあります。

 

整形外科が主に局所に対して治療を行うのに対し、

全身を観察するということは整体の特徴といえるでしょう。

 

ではデメリットはなんでしょう。

デメリットという言い方はちょっと違うかもしれませんが、

身体の中までは調べることができないことと、

検査が主観的になってしまうことです。最近では超音波(エコー)など、

客観的に検査もできるようにはなりましたが、

どうしても触った感じなど施術者の感覚で調べることとなり、

間違った判断をしてしまうこともあります。

 

 

 

【ぎっくり腰になった時の効果的な対処法】

では、ぎっくり腰になったらどうしたらいいのでしょうか。

多くの場合ぎっくり腰は大きな問題はなく、

無理に動かしたりしなければ2~3日で痛みのピークは過ぎていき、

10日ほどで痛みも軽減していきます。

放置していても痛みそのものは消失していきますので、

まずは慌てず様子を見るのも一つの手かもしれません。

 

しかし中には、病気などの危険性を含んだぎっくり腰もありますし、

早く処置を施したほうがきち

んと改善し再発も発症しにくくなります。

ですのでできるだけ早く医療機関に行ったほうがいいです。

 

そこでまずは整形外科に行ったほうがいいでしょう。

先ほども説明したように、整形外科は細かな部分まで検査ができます。

ほとんどは大きな問題がないことが多いですが、骨折や腫瘍など

整形外科や病院でないと対応できない場合もあるので、そのほうが賢明です。

そこで病気などの危険性がなかったり、原因が分からないといったときは、

とりあえずは心配はいらないでしょう。

 

病気でない診断されたり、あるいは原因が分からなかったとき、

しっかり改善させる、再発しないような身体づくりをめざすなら、

今度は整体が力を発揮する番です。

当然ぎっくり腰は動くと痛みが強くなりますので、無理な検査は行いません。

それぞれの施術者の経験によって適切な対応をしていきます。

基本的には患部についてはあまり刺激を加えずに、

その症状を作ってしまった原因に対してアプローチしていきます。

ぎっくり腰はある原因があって、

その原因となっているものがストレスに耐えられなくなり痛みを作ってしまいます。

その原因を解決することにより、

できるだけぎっくり腰が再発しない身体づくりをしていきます。

 

では「整形外科」も「整体」もお休みでどちらもいけない場合はどうしたらいいのでしょうか。

その場合、自宅での生活が重要になっていきます。

ときどき「絶対安静にしていなきゃダメだ」などといわれる場合がありますが、

これはやめてください。

 

安静にして動かなければ、当然痛みは出ませんが、

動かないでいると筋肉が固まってきてしまい

痛みが長引いてしまうことがあります。

どうしてもぎっくり腰の場合は動かすのが怖いのですが、

簡単な運動はしておいたほうが最終的には早く改善します。

そこでお勧めの運動を二つお教えします。

できれば両方やっていただきたいのですが、

出来なれば、どちらかできるほうだけでも構いません。

また両方ともあまりにも痛すぎる場合は、動かせる範囲で行ってください。

(それぞれ自分のペースでゆっくり2分間)

  1. 仰向けに寝て、両膝を立て左右に倒す
  2. 椅子に座り、やや足を広げ両手を膝の上に置く。そのまま前に倒し、その後戻す。

 

【まとめ】

・ぎっくり腰は急に起こった強い腰の痛みを指す一般的に用いられている名称で、

病名や診断名ではない。

・「病院」医師が診る医療機関。画像検査などで細かな検査ができる。

ただし原因が分からない場合は、経過観察となる。

「整体院」は全身を観察するため、腰に原因がなくても見つけることができる。

ただし施術者の主観的な判断になる。

・可能であれば、危険な病気が潜んでいる場合があるので、

まずは「病院」を受診する。問題がなければ「整体院」に行く。

(以前に同じような症状になったことがある場合は、信頼できる整体院に先に行ってもよい。)

・できるだけ安静は避け、動かせる範囲で動かす。

 

何回もぎっくり腰になったことがある人はお分かりでしょうが、

ぎっくり腰はほとんどの場合、「何か腰がおかしいなぁ」という違和感が生じます。

その段階でしたら動けなくなるほどのぎっくり腰は防げます。

その場合は、「病院」ではなく信頼のできる「整体院」に行ったほうがいいでしょう。

 

(柔道整復師:後藤康之)

腰椎椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症の手術後に来院

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2018年11月29日

 

こんにちは。名古屋市名東区、接骨院三幸堂の後藤です。

 

今日は、昨年の11月から今年の10月まで、

一年間来られていた患者さんについてお話します。

 

この方は名古屋市千種区からお越しの49歳の男性。

お仕事は会社員。お仕事の内容は詳しくは書きませんが、

日本全国をはじめ海外も出張が多く、

飛行機や新幹線など座っての異動が多い方です。

また会議などで座っている時間も長く、腰に問題を抱えていらっしゃいました。

 

この方はMさんと言います。

Mさんは仕事柄腰痛持ちでした。

そのMさん、2016年の12月初旬にゴルフを行ってから、

徐々に右のお尻から太ももにかけてしびれがではじめてしまいました。

 

それからすぐに整形外科を受診し、MRI検査を行い、

結果は「腰椎椎間板ヘルニア」。

相当状態はひどく、そのときに手術を勧められたそうです。

 

Mさんは多忙であるため、この時手術は行いませんでした。

そして近所の整体院に通い始めました。

3ヶ月程通いだいぶ改善されたそうです。

 

しかし海外出張などさらに多忙な生活が続き、

またお尻から太ももにかけて少しずつしびれが出てきました。

 

今度は整形外科に通い、薬で対処しました。

ここでも徐々に改善し7~8月は調子が良かったそうです。

 

そしてしばらく順調に過ごされていましたが、

ここから悪夢がやってきます。

 

9月初旬に腰に違和感、その後激痛へと変化。

その状態で無理をして仕事を続けてしまったそうです。

 

ここでの無理が限界に達したのでしょう。

9月19日の朝、ついに目が覚めたら身体が動かせない状態になってしまいました。

 

何もすることができず、とうとう救急搬送。

即入院だったそうです。

 

ブロック注射をするも、まったく効かず…。

再びMRI検査の結果、

「腰椎椎間板ヘルニア」と「腰部脊柱管狭窄症」の

合併をおこしていました。

 

何ともならない状態でしたので、さすがのMさんも

とうとう手術の決断をしました。

 

10月2日に手術を行いましたが、手術が上手くいまず

翌日、再手術。

翌10月4日には何とか動くことができたそうです。

 

「これで良くなるだろう」と安心していたMさん。

10月23日に退院後、すぐ仕事に復帰しました。

 

ところが、良くなっているであろうお尻から太腿のしびれが、

なかなか取れなかったそうです。

 

いろいろ悩んだあげく、インターネットで当院を探し出し、

11月6日に初めてお越しになりました。

 

初めてお会いした時の印象ですが、

「かなり憔悴していらっしゃる」といった感じがしました。

 

そりゃそうですよね。

一年近く腰痛やしびれが続いて辛い状況であったうえ、

良くなると思って行った手術をしても改善しなかった。

無理もないですよね。

 

初めのヒアリングでお話をしっかり聞かせていただき、

検査も丁寧にやらせていただきました。

 

検査させていただいたところ、

やはり筋肉の緊張がかなり強くなっていました。

全身の筋緊張が強かったですが、特に右のお尻から太腿ももにかけては

パンパンでした。またお腹もかなり緊張がありました。

 

私の考えですが、

椎間板ヘルニアにしろ脊柱管狭窄症にしろ

腰から足にかけての神経の血流さえ良ければ

症状は改善すると考えています。

 

もちろんヘルニアの構造の問題がひどい場合は、

筋肉を緩めても血流が良くならないので、

医療機関に委ねる場合もあります。

 

しかしこのMさんの場合は、すでに手術をされていて、

構造の問題は解決していたので、

筋肉の状態さえ良くなれば症状は改善するだろうという考えはありました。

 

問題はその筋肉の状態が良くなるか、ということでした。

 

年齢的にも仕事でかなり重要なポスト。

それだけでもかなりのストレスでしょうし、

ましてや海外出張や長時間の会議など座りっぱなしで、

筋肉がかたまってしまいます。

 

そのうえ、生活習慣がかなり乱れていました。

単身赴任なので、夜帰って遅い時間に外食、

その後、冬でも冷たいビールを飲んだり、アイスクリームを食べたり。

お風呂も湯船に浸からずシャワーだけで済ます。

当然接待も多く、過食傾向。またカフェインの多いコーヒーも一日何杯も。

 

血流が悪くなるようなことばかりの生活習慣でした。

 

ストレスと生活習慣により、内臓の働きが悪くなり

お腹もかたくなっていたのでしょう。

 

私の施術としては、お腹の緊張を取り、筋肉も緩めることにより

血流を促せばいいのですが、問題はこの生活習慣。

 

Mさんにはまずこの生活習慣が、お尻から太もものしびれが影響しているという

お話をさせていただきました。

 

Mさんはまさか生活習慣がしびれに影響しているとは

思っていらっしゃらなかったようでした。

 

ご本人もお話に納得されたようで、

私の施術とMさんの生活習慣の見直しが始まりました。

 

私の施術は「ハイチャージ184」という機器に

独自の整体を加え筋肉の状態をよくしていきました。

 

驚くことは、Mさんの生活習慣の変わりようでした。

 

前述した乱れた生活習慣をやめられました。

シャワーをやめしっかり湯船に浸かる(しかも銭湯で)。

アイスクリームは食べない。

ビールをやめ、お湯割りに。

食事も外食をやめ自炊に。

それは私もビックリするくらいの変わりようでした。

 

その後、週2回の施術を続け、5回目辺りから、

明らかに症状が改善されていきました。

 

これにはMさんご本人も、

かなり喜ばれると同時に驚きもあったようです。

 

あとは週2回から週1回といったように徐々に通院間隔をあけていき、

順調に改善し、2か月後にはしびれはほとんど消えていました。

最終的には月1回のメンテナンスをしました。

 

時々メンテナンスを受けないと、筋肉がかたまってしまいますし、

何よりも、生活習慣が乱れないために私とお話をするとおっしゃっていました。

 

Mさんも10月に関西に転勤され、来られなくなってしまいましたが、

生活習慣を乱さないよう、日々の生活を送っていただきたいです。

 

Mさん、ストレスがたまらないよう

たまにはアイスクリームも食べてくださいね。

 

(柔道整復師:後藤康之監修)

腰痛が改善する正しい椅子の座り方

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2018年11月19日

 

こんにちは。接骨院三幸堂の後藤です。

さて、当院には「中腰になると腰が痛い」「歩くと腰が痛くなる」など、

様々な状態で腰に痛みが出る方が来られます。

 

その中でも特に多いのが「椅子に座っていると腰が痛い」という方です。

 

その際によく聞かれるのが、

「座っているだけなのに何で腰が痛くなるんですか?」とか「座り方が良くないんですか?」というものです。

そこで今回は「腰痛が改善する正しい椅子の座り方」について書いていきたいと思います。

 

【なぜ椅子に座ると腰が痛くなるのか】

デスクワークやパソコン作業で、ずっと座っているから腰には負担がかかっていないはずなのに

なぜか腰が痛い。そう思っている方も多いのではないでしょうか?

 

私も電車やバスに乗るときは、真っ先に空いている席を探しすぐに座ってしまいます。

理由は簡単、“楽だから”です。

 

学生時代に柔道をやってた時は、電車に乗ったら足腰を鍛えるために席が空いていても、

必ずつま先立ちしていました。

しかし今では絶対にそんなことはしません。

むしろ電車がホームに入り、止まる前から空いている席をチェックしています。

 

話しを戻しますね。

 

どうして座っているほうが楽なのか?ということなんですが、

それは立っているより座っているほうが安定性があるからなのです。

 

もっというと、座っているよりも寝ているほうが安定性が高まって楽になります。

 

どういうことかと言うと、重心の位置に関係します。

 

重心というのは低い位置にある方が安定性が増すのです。

(詳しいことは物理の話になるのでここでは割愛します)

安定性が増すことにより、余分に筋肉に力を入れる必要がなくなり楽になるんです。

 

つまり、

立っている<座っている<寝ている

の順番で安定性が増していくのです。

 

では、次に椅子に座ると腰が痛くなる原因をお話します。

特に大きな理由としては、

1、座りっぱなしの姿勢を続けていると、

腹筋の力を抜いてしまうため、

背筋に余分な力がかかり身体の後ろの筋肉が疲労しやすいため腰痛になる。

 

2、座ると骨盤が後ろに傾き、椎間板の内圧が高くなり、

後方に対するベクトルが働くため、神経の血流が悪くなり腰痛が生じる。

 

3、立っているときは、足や膝、股関節などにも負荷がかかるが、

座っていると腰だけに負荷がかかる

 

などが、座っていると腰が痛くなる原因と考えられています。

 

【座り方が悪いとこんなことにも…】

前項では椅子に座って腰が痛くなるメカニズムについてお話ししました。

 

それではここで、悪い座り方の代表例を二つ挙げておきます。

1、猫背

背中が丸くなり頭が前に移動し、あごが突き出てしまう。

 

2、仙骨座り

背もたれに深くもたれかかり、お尻が椅子の前の方に移動し、足を投げ出してしまう。

 

上の二つの座り方は、典型的な悪い例で腰にストレスがかかるだけでなく、

背中が丸くなり肩こりになってしまったり、顔やお尻の筋肉の適度な緊張もないため、

顔がたるんだり、お尻が垂れてきたりもしてしまいます。

 

 

あなたもご経験があると思いますが、スマホを見ていたり、パソコンをしていたり…。

座っているとどんどん姿勢が悪くなっていきますよね。

気がついて姿勢を正してもまたすぐに戻ってしまいます。

 

次に椅子に座ることによりこんなところまで負担を掛けているということについてお話をします。

1、脳への影響

基本的に座っているときは無意識に姿勢が悪くなっていき、

顔を前に突き出す姿勢になっていきます。

そうすると首からの血流が悪くなり酸素やブドウ糖など脳の栄養が供給不足になってしまいます。

 

2、食道、胃など消化器系の影響

姿勢が悪くなり頭が前に出てくると食道や胃を圧迫します。

特に胃については圧迫により胃の容量が低下し消化を阻害してしまうと考えられています。

 

3、肺・呼吸器系への影響

座っていてだんだん疲れてくると、腰が丸くなってきます。

そうするとお腹が胸部に圧迫され、呼吸でしっかり動かなければならない

横隔膜の動きが悪くなってきます。

横隔膜の動きが悪くなってくると胸の運動が低下します。

胸の運動ができないと肺が広がらなくなり、

酸素の供給量が低下しその結果体力が落ちてしまいます。

また姿勢不良の影響により、誤嚥性肺炎になる場合もあります。

その他にも、尿漏れなどの泌尿器系や睡眠障害、疲れやすくなるといった症状も出てきやすくなります。

また内臓が下のほうへ下がってきてしまうため、太りやすい体形になってしまいます。

 

【正しい椅子の座り方のポイント】

では、どのように座ったら腰が痛くなりにくくなるのか説明していきますね。

 

基本的には悪い姿勢で説明したことと逆のことをやっていただければいいです。

  1. 頭や顔が前に突き出ない。
  2. 背中を丸めない
  3. 腰を反ったり丸めたりしない。
  4. ということです。

では、そのためにどうしたらいいかということですが、ポイントを三つに分けてお話し

ていきます。

 

ポイント① 骨盤を立てる

もともと腰に負担がかからない座り方があるんです。それは文字通り「正坐」です。

しかし職場ではなかなか正坐をする場所はないですよね、

椅子の上に正座しててもちょっと腰の位置が高くなりすぎて、やはり背中が丸まってしまいます。

また正坐は腰にとっては負担の少ない姿勢なんですが、

膝を強く曲げてしまうので、膝関節を痛めてしまうというリスクも大きいです。

それに足もしびれてきてしまいますよね。

 

意識の仕方としては、まずお尻の下に手を置き出っ張っている骨を確認します。

その骨が手に刺さるような感じになったら骨盤が立っている状態です。

丸みを帯びた感じは骨盤が寝た状態ですので、ごそごそ動かして立っている状態を探しましょう。

 

 

ポイント② 背もたれはなるべく使わない

椅子に座るときに背もたれを使うと楽なので、どうしても浅い座り方になってしまいます。

前述しましたように浅く腰掛けると「仙骨座り」となり、骨盤が後ろに倒れてしまいます。

すると椎間板や背中の筋肉にストレスがかかってしまい。腰痛を悪化させてしまいます。

なので、椅子には深めに座り背もたれはあまり使わないほうがいいでしょう。

もしどうしてももたれたい場合は、クッションを椅子と背中の間に挟み、背中が丸くならないようにしましょう。

 

 

ポイント③ 適切な距離間をとる

今、このブログを見ている多くの方はデスクワークの方だと思います。

そして目の前にはパソコンがあるのではないでしょうか?

私もパソコンを時々使いますが、10分もすれば腰が気になってきてしまいます。

本当に大変なお仕事だと思います。

 

では、パソコンンを使うときの正しい姿勢をお伝えします。これは肩こり予防にも共通します。

  1. 頭をディスプレイから40㎝以上離す。
  2. 上腕を垂直、肘を90°以上にしてキーボードに自然に手が届く。
  3. 腕は、机か椅子の肘で支える。
  4. 椅子は37~43㎝で調整できるものを選ぶ。
  5. 机は60~72㎝で調整できるものを選ぶ。

 

 

【まとめ】

いかがでしょうか?楽になるために椅子に座るのですが、

楽な姿勢を続けていると腰痛が出てきてしまいます。

油断するとついつい姿勢が悪くなっていきます。

一番大事なのは、長時間座らないことです。

ときどき立ち上がって上半身や下半身のストレッチを行ってください。

そして再度座るときには{骨盤を立てる}ということを意識してみてください。

そうすれば、腰痛にもならず、効率よく仕事ができるようになりますよ。

 

(柔道整復師:後藤康之監修)

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