「夜ぐっすり眠れない」「朝がつらい」「目覚ましを何回も止めてしまう」──
こんなお悩み、ありませんか?
多くの方は「夜の過ごし方を工夫すれば眠れる」と思いがちです。確かに間違いではありませんが、実は睡眠の質を本気で高めるには「朝」の行動がカギを握っています。
今回は、栄養睡眠カウンセラーとしての視点から、「朝から始まる良質な睡眠」についてお話しします。
睡眠は「体内時計」がすべてを決めている
私たちの体には「体内時計(サーカディアンリズム)」が備わっていて、
起きる・食べる・眠るといった1日のリズムを自然にコントロールしています。
ただしこの体内時計、実は1日24時間より少し長めにできているため、毎日朝にしっかり“リセット”してあげないと少しずつズレが生じてしまい、
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朝起きられない
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夜に眠くならない
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日中だるさが抜けない
といった不調の原因になります。
その「リセット」のカギになるのが、朝の光と食事です。
朝の光が“体内スイッチ”をONにする
起きたらまずやるべきこと──それは「光を浴びること」。
目に光が入ることで、脳の中枢にある“体内時計の司令塔”が刺激され、自律神経やホルモンの分泌が整い始めます。
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交感神経が優位になり、身体が目覚める
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セロトニン(精神を安定させるホルモン)が分泌される
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夜にはメラトニン(眠りを促すホルモン)がスムーズに出てくるようになる
つまり、「朝の光」は“夜の眠気”をつくるスタートスイッチなのです。
◯実践ポイント:
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起きたらカーテンを開け、朝日を浴びる
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曇りの日でも、窓際に座るだけでもOK
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可能なら、5分だけでも外に出て深呼吸や軽いストレッチを
朝食で「眠れるリズム」を整える
体内時計を整えるために、もうひとつ重要なのが「朝ごはん」。
朝食をとることで胃腸が動き出し、全身の代謝が上がります。これにより、
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血糖値の安定で日中元気に活動できる
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夜に自然と疲れて眠くなる
という理想的な流れが生まれます。
さらに、朝に摂りたい食材には“眠れる体”をつくる栄養素が含まれています。
◯おすすめ食材:
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納豆・豆腐・味噌:トリプトファン(眠りホルモンの材料)
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バナナ:トリプトファン+糖質で吸収UP
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卵:良質なたんぱく質+ビタミンB群
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玄米・雑穀米:血糖値を安定させる複合炭水化物
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味噌汁:腸を温め、自律神経を整える
ポイントは「温かく、消化にやさしく、和食系」が基本です。
「朝の準備」が夜のぐっすりにつながる
朝の習慣が整えば、夜の眠気が自然にやってきます。
逆に、朝に光を浴びず、食事もとらず、体も動かさないと、
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脳も体も目覚めきらず
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自律神経が乱れ
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夜に眠れない体になってしまう
睡眠の問題は、実は“夜の問題”ではなく“朝のサボり”によって引き起こされることが多いのです。
整体的に見ても「朝」は超重要
整体の現場でも、睡眠と自律神経の関係はとても密接です。
身体のこりや緊張が続いていると、寝つきが悪くなったり、眠りが浅くなったりしがちです。
一方で、朝のリズムが整っている方は、自律神経の切り替えもうまくいきやすく、睡眠の質も安定している傾向があります。
整体施術を通じて身体の緊張を整えることに加え、朝の習慣を見直すことも、ぐっすり眠るための大事な一歩です。
栄養睡眠カウンセラーからの提案:「朝のゴールデンルーティン」
眠りの質を高めたいなら、「朝の過ごし方を整える」ことが最もシンプルで効果的です。
◯例:朝のルーティン(約30分でOK)
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起きたらまずカーテンを開けて光を浴びる
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白湯をゆっくり飲む(内臓をやさしく起こす)
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深呼吸+軽いストレッチ(肩回し・背伸びなど)
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和朝食(納豆・ごはん・味噌汁・卵など)
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スマホはなるべく後に見る(交感神経の暴走を防ぐ)
無理なくできることを、ひとつから。
それだけでも、1〜2週間で「朝がラク」「夜の寝つきが良い」と感じる方が多くいらっしゃいます。
まとめ:ぐっすり眠れる人は、朝の過ごし方が違う
睡眠の質を高めたいなら、夜の工夫よりもまず“朝”を変えてみましょう。
眠りは「努力して入るもの」ではなく、
整った生活リズムの中で自然と訪れる“回復の時間”です。
接骨院三幸堂では、
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睡眠に悩む方への整体的アプローチ
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栄養睡眠カウンセリング(生活習慣・食事のアドバイス)
なども行っています。
「朝がつらい」「眠りが浅い」「寝ても疲れが取れない」
そんなお悩みがあれば、気軽にご相談ください。
“眠れる体づくり”を一緒に始めてみませんか?
監修:柔道整復師、栄養睡眠カウンセラー 後藤康之
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